第五回関西&東海OFF(津)
2006.6.11

参加者は・・・神楽さん、kuroちゃんさん とりさん、T氏、ハルヒアさん ユパ様
kuroちゃんさんのSUZUKIな御友人(二人)、私(kasyuu) (あいうえお順)

ローマ字表記では「Z」である。世界一短い地名にするために、あえてローマ字表記を公式にZにしたのである。
フェーザーは世界一複雑な市販250ccエンジンである(発売当時)。なんの関係も無い。

6月10日、土曜日の夜。
前夜祭が名古屋の山奥で開かれていた。
仕事帰り、ようやくたどり着いたマウンテンには、20年の時を超えたオートバイが2台、そして不思議なフェーザーがもう一台、待っていた。
その名が明かされるのは、山奥へ踏み込んだ先のことであった。遭難するのを恐れ、安易なワンコインメニューを選ぶ。
決していちご味のスパゲッティ−なんていうのはいただけない。なにせ胃が弱っているのである。次の日は本番、Zでオフなのだ。
夜の闇が、奇妙なフェーザーのベールとなった。スカイフェーザー・・・18インチの巨砲。スポークホイールにオフタイヤのスーパースポーツ。
これでなら、パリダカにだって出場できる(かもしれない)

それにしても、3台のフェーザーが並んでいてホイールサイズがみんな違っている、というのはなんだろう。16,17,18と・・・だんだん大きくなっていく。とりさんのノーマル風1HX青号、kuroちゃんさんの新兵器、17インチのフェーザー、EXUP付き。そしてハルヒヤさんのスカイフェーザー。
もはやここは異次元なのかもしれない。
(それにしてもkuroちゃんさんのEXUPフェーザー、静かで毎日通勤に使えそうでいいなあ・・・)

山奥から名古屋の市街地へ抜け出ての帰り道、RF400RVの照らす路面にはわずかながら雨粒が写っていた。
明日の天気は大丈夫だろうか・・・

(注:マウンテン;名古屋にある有名な喫茶店。意味不明なメニューが多いが、それ目当ての客も多い。一説によれば、いちごシロップ味のご飯の上に小倉が載っているという「小倉丼」なんていうものもあるという。シークレットメニューもあり。完食できない客を、山登りとかけて遭難者と呼ぶ)
今にも泣き出しそうな空だぜ。
オートバイに乗るようになってから、行き先方向の空が気になる。何年もオートバイ乗りをやっていると天気が読めるようになる。
今日は、降らない。
そう踏んで、雨の用意はしなかった。

PHAZER「したくても出来ないんでしょう。レインウエアなんて持ってないじゃないですか」
「まあ、そうなんだけど」
結局、雨が降れば濡れるのである。レインウエアを着込んでも、濡れるのだ。だから雨の日はオートバイに乗らない。そう決めて随分と経つ。
それでどうにかなるものである。それでも降られたらあきらめるのだ。だが、その日、降ったというほど雨は降らなかった。しっとり濡れて寒くはなったけれど・・・

東名阪自動車道、大山田PAにてスカイフェーザーと青号を待つ。ハルヒアさんととりさんである。別にオートバイのところで突っ立って待っている必要は無い。フェーザーの排気音ならすぐにわかる。PAのどこにいたって気付くはずだ。
しばらくしてジェットサウンドが聞こえてきたのでオートバイのところへ。
明るいところで見ると、スカイフェーザーはやっぱり異様でした。でも途中のガソリンスタンドでハルヒアさんは、スカイフェーザーの成り立ちを言い当てられたみたいです。YSPの元店長のガソリンスタンドだったとか。
そんな感じで腹ごしらえに入ります。
少しばかり雲行きも怪しくなってきて、ちょっぴり不安。
しかし、PAの食堂で繰り広げられた話は、明らかに休日の観光客の話題とは全く異質なコアなストーリーでした。

湿度が高いからか、エンジンのトルクの谷が強調されている気がする。6速7500rpm、加速しない。仕方ないので2、3速蹴り落として13000rpmからを使う。レッドゾーンまでは良くふけあがる。
そんなことをしながら伊勢自動車道へ。
ハルヒアさんは、とりさんの画像を撮りながら走っておりました。
楽しそうです。

去年と同じ場所へ到着。今年は一番乗り・・・ではなかった。輸送機で参加のT氏が到着しておりました。それから、北関東から650キロを走破してユパ様。
海辺、造船所、潮干狩り。それを眺めながら、貝とイカと海老と海の幸です。神楽さんも到着。kuroちゃんさんのご友人二人もスズキのビッグバイクで到着。kuroちゃんさんは「寒い」と服を買いに行ってしまったので少し遅れて到着しました。
とりあえず、海の幸を海の家で食べるという、不思議なオフ会スタートです。

今年の話題は・・・
ううむ、なんだろう。ガンダムだったかな・・・あまりオートバイとは関係ないような・・・他のメンバーさんの動向などを噂しつつ、kuroちゃんさんを中心に、スズキのビッグバイクの二人をフェーザー乗りにしてしまおうという計画をたてておりました。
あ、あと駐車場に停めてあったジールかな・・・FZ250系、最後の機体。もちろん乗り換えようとか、そういう話題ではなくて、純粋に部品として話題になっておりました。
このフェーザー乗りの一人一人の頭の中では、きっとバラバラに分解されていたことでしょう。

お腹がいっぱいになったところで温泉へ移動。
6台のフェーザーが一斉にエンジンをかけると、けっこうなボリュームのエンジン音です。
行き交う人々の好奇の視線を感じつつ・・・
ジェットサウンドで出発します。

温泉まではすぐ。
ゆっくり温泉に浸かり、帰りにそなえます。
温泉の中でも、不思議な話題の飛び交う、奇妙な一団・・・

お風呂から出た後、ユパ様は帰り道の算段。
翌日は仕事との事。すごい強行スケジュールです。
みなが揃ったところで、外へ出て記念撮影。
フェーザーは一列に並びます。
なんだろう、これ。
ユパ様の1型黒赤リミテッドには17インチホイールとマーレーのアンダーカウルが装着されておりました。T氏は、マーレーオリジナルのステ−に興味がありそう。ただ、マーレーカウル、走行中に燃料コックの操作が出来ないのが難点だとか。
(ううむ、僕は走行中に燃料コックを操作したことが無いから欠点なのか良くわからない)
夏はオーバーヒートしそうですけれど・・・
しかし、FZR以前にフルカウリング、というのは当時かなりインパクトあったのでは・・・
(今となっては、知っているとものすごいインパクトありますけど・・・知らない人が見たら普通に見えるかも・・・かなりきれいに付いてるから)
kuroちゃんさんのリミテッドは相変わらずピカピカ。いつの間にかマフラーが変わっていたり。
神楽さんのフェーザーは放置されてシートからなにやら不思議な生物が生えてきてしまったので借り物シートでした。しかし、全くの放置でよくエンジンかかりますね・・・押しがけで・・・
とりさんのフェーザーはテールランプレンズが換わっているし・・・スカイフェーザーは並べておくと遠近感が狂ったかのようにデカイし。
それぞれ進化(?)しているんだなあ・・・

話は尽きませんが帰らなくてなりません。
記念撮影を済ませ、それぞれの家路につきます。
次回のオフに再会を約束して・・・