中野オフ突撃実録生レポート。ノーカット編集無特別編!    参加メンバーKENさん・がめ吉さん・WAZAWAZAさん・T氏(赤い人)・ys−hiroさん・kiyo・レポートBYはまげん(青い人) あまりにも写真が少ないのでGさん写真集も入れて置きます。ファン必見物です!!!
掲示板を見て驚いた。北海道?…何だそれ。何かの暗号なのだろうか。
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翌日。天気予報は午後から雪だと言うている。じじつ空気がつべたい。空を見上げれば、西の方角に薄灰色の雲が低く覆うように笑っている。このような状況のなか、私は家を出ると近郊電車に乗ったのであった。(雪が降だろうという状況でフェーザーに乗れるほど強くないのだ。)幾度かの乗り換えのあと、よく休止することで有名なある路線に乗る。私は、目的地Nへ向かう鉄道に乗った。ここまで来たら引き返せない。
ケータイは二度鳴らされた。私はそう記憶する。鉄道駅の構内で一度。待て。二度目はどこだっただろう。既に私は魔都の妖気に崩れている。二度目の電話で私は指示を受けた筈だ。N駅に着いたらN口に出よと。N駅をN口から出る。冬雲に閑寂さを感じたが、街は陽気で賑やかだ。この鉄道の沿線であれば、どこにでもありそうな、普通の街に見える。このときの私には、まだこの街「N」の真実が見えていなかったのだ。そんな「普通」の街(実は魔界)の中に、雰囲気のある集団が見えた。
とりあえず、唯一の武器であるケータイを使うことにした。もしもし。
「もしかして青い?」赤い人がこう切り出した時に気づけばよかった。ここは普通のようにみえるけれどもそうではないのだ。魔界なのだと。いや気づいても気づかなくてもどっちでも良かったのですけれどもね。とまれ、私は彼らを、彼らは私を、互に認識した。我らかく合流せり。一群のフェーザー乗りは一つの雰囲気を持つ。個々は、ばらばらだが。革のライディング・ジャケット男と、背広にコートの男。君たち何故。君たち誰。我々は答える素振りも見せぬ(尋ねられもしなかったが)。我らはこうして、第一ポイントである中華料理屋に向かったのだった。
中華料理屋でだべる。が、その前に麦酒を飲ませたのが運の尽きだね。
麦酒に続き、HNと実物の相違という攻撃。私は記憶をなくしました。ちーん。・・・・・・・
 実年齢とぜんぜん違う想像年齢を口にしてしまい大変失礼致しました。それから、実物を前に、思わず「わっ」とか「えっ」とか素朴な発言。たいへん失礼いたしました。文字だけのネット世界って怖いですねぇ。・・・・・・・ 
フェーザー乗りのオフ会なのにバイクの話は殆ど出てこなかった風味。これもまた一興。初めてなのに楽しく過ごせました。ありがとうです。昼食&だべりのあとは確かドンキホーテに行ったんだったと記憶する。私はすっかり「おのぼりさん」になっていた。ドンキホーテ初体験だ。このとき実はまだ一人の人物と連絡が取れていなかった。魔都よのう。ともかくドンキホーテだ。有名なガレージ喫茶もこんな感じなのかな。
いや、魔都の恐ろしさよ。忘れていた。まずはNの中心に行ったのだ。おそるべきはこの建物である。一見すると普通のアーケード街なのだ。だが、実態は2〜4階くらいあり、内部構造も非常に複雑なのだった。階数すら明らかでないというところにも「Nの魔」が伺える筈である。この建物はフェーザーだけでつながれた雑多な我らを飲み込んだのだ。これ以上は語ることはすまい。いや少し語ってしまおうか。どうする。ともかく、あーんな趣味の人やこーんな趣味の人がいても満足できる。実際、あーんな店についつい入り込んだこーんな人もいたのであるよ。そーんな店であーんなものを買うてもた人もおる。笑えないのよ、君。
つられてそーんな店でほーんなものを買うて言い訳してる人もいたし。そんなわけで、私たちは呆れるほど雑多なものがあふれるその建物で、呆れるほどヴァラエティに富んだその品々を話の種にしつつ、漂った。
順番が前後したから整理する。漂流後、ドンキホーテを見学したのだ。見学後、外に出ると、右手に、白くて巨大な建物がそびえたっていた。「これが爆風スランプか!」と囁きあった赤と青であった。大都会だ。ところが、その直後にわれわれは50年前にタイムスリップしていた。まるで千と千尋の世界ではないか!傾く床と傾くテーブルに難儀した。一つ向こうの席の者らは、館の底から響く音色に己らの呼吸を預けた。(要するに眠っていたわけであるな。粉末オレンジ水、驚きました。)もはや携帯電話の電波も届かず、残りの一人と連絡をとる術も消えた。あきらめて我々はこの都市に流れる不思議な空気の渦に身をまかせた。
そんなこんなで、フェーザーの登場しないオフ会が行われたのである。(一人はフェーザーで来たのだけれど、私は目撃していないのだった。 ついでに言うと、私は我がフェーザーの写真を持っていったあるヨ。 けど皆の反応は凄かったある。写真を上下逆に見て鑑定されたネ。)こうして我々の旅は終わった。しかし私はもう、ぐちゃぐちゃだった。普通の街に見えてなんでプジョーと往年のZが当たり前に混在するか?最後までわけのわからない、面白い集まりだった。そして謎が残った。一体、KさんやGさんの存在が「N」をこんな街に育てたのだろうか?
それとも「N」が彼らのキャラクターを作り育てたのだろうか。謎だ。
ちなみにKさんによると、「N」はもっと底なしの魅力を持つらしい。
それについてはまた今度のお楽しみ、ということだ。あな恐ろしや〜。
♪あれから僕たちは何かを信じてこれたかなぁ?(「夜空ノ向コウ」)じゃなくて…、それから青は赤と東京駅まで行った。沿線の観光ガイドをしたつもり。だが、赤にとっては、青はただの「鉄」でしかなかったかもしれない。おみやげにいただいた両さんの人形焼、とてもおいしうございました。